◆コルベット 運転席破れ のリペア 前編
◆コルベット 運転席破れ のリペア 前編
◆◆酒田市のS様よりご依頼頂きました。
憧れの コルベットC5 コンバーチブル を手に入れたので
「いじり倒すぞー」とのことで
まずは気になったキズのリペアご注文でした。
急な にわか雨も想定して、オーナー様つながりで
お友達の工場を使わせて頂きました(ありがとうございます)
ブースから頭半分だけ出して、いつでも避難OKの体制で
真っ赤なシートを外光で確認しながら作業開始です。
オーナー様も今日一日、あちこちバラシながら参戦中。
と言ってる最中に、ぱらぱらと小雨が降ってきました。
速攻で奥に退避し、シートを外して明るいところで作業継続です。
◆◆オーナー様から追加のご依頼です。
明るいところでシートを見たら・・・
「汚れが目立つので、全体に綺麗にならない?」とのこと。
どんな感じかなと、一番弱いクリーナーで試してみると
「おー!!」明らかに違う明るい赤が出現しました。
「こうなったら、時間の許す範囲でやっちゃおうか」と意気投合。
カメラの色合いがオートバランス?で変わりますね。
目視では上の赤に近いですが、大半がオレンジ系になります。
とりあえず、シート全体の色合いで判断してくださいね。
◆◆更にヘッドレストまでのヒビ割れに気が付き
クリーニングついでに、これにも手を入れてと
やることがどんどん増えてきます。(けど、楽しい)
◆◆さて、一番難題のキズを見ると
購入時点から、こんなに破れていたとのこと。
以前何回か、補修を繰り返した痕跡が有ります。
側面部分の縫い代も、ほどいて縫い直しが見られます。
(オーナー様から頂いた写真より)
屋根をセットした状態で乗り込む時に
どうしてもサポート部の上に体重が掛るので
ここが痛んでしまうらしいです。
◆◆キズ口は硬いパテが割れた状態で
その上から、赤いペンキが塗って有りましたので
まず、これらの古い補修剤を丁寧に取り除きます。
これが一番厄介な作業ですが一番大事な処理です。
そのまま残しておくと、そこから剥がれ易いですね。
◆◆キズを綺麗にしながら修復イメージを決めます。
これからも同じく体重が掛るはずだし
ある程度伸び縮みする構造にして・・・
かといって、強度も持たせないといけないし・・・
あれこれ悩みながらの工作 (これもまた楽しいですね)
キズ周辺全体でショックを分散出来る様に加工しました。
◆◆あれ? 写真は無いの?
「はい、企業秘密!です。」・・・一度書いてみたかった・・・
オーナー様と工場の社長様はご覧になっていますので
お二人とも、心の中にしまっておいでくださいね。
でも大したことは無いです。
その時に、一番伸び縮みしそうな素材を入れただけなので。
◆◆今日は時間が無いのでコルベットの雄姿を堪能しておしまいです。
明日は、赤塗装前の下地からご紹介します。
この度は、ご用命頂きまして本当にありがとうございました。
◆◆詳しい料金は下記リンクをご覧ください。
お申込みは、最上段の "MobileOffice" よりご連絡下さい。