◆ベンツの車載ジャッキ体験
◆ベンツの車載ジャッキ体験
◆◆ホイールだけお預かり予定でしたが・・・
車ごと持って行っていいから、脱着お願いねとのこと。
ジャッキアップのまま、長時間の駐車は危険なので
仮装着用に、スタッドレスタイヤもお預かりしました。
一見簡単な脱着ですが、色々とトラブリましたので
ここに覚書しておきましょう。
◆◆出来ればジャッキは使いたくなかったので
近くのタイヤショップ様に、リフトアッフを頼みに行きましたが
「高級車は何かあると怖いので、ヤナセさんに行ってください」
と、やんわり断られました。
◆◆こうなったら、自分でやるしかないと
念のため重いベンツのジャッキアップに適する場所を探して
近くの公民館駐車スペースをお借りし作業しました。
この駐車場は
一角にコンクリート製の防火水槽が埋まっているので
その上が、最適な固い地盤と判断しました。
◆◆ベンツの車載ジャッキは、以外とシンプルです。
これで、重いベンツが上がるの?と言うくらいコンパクトですが
レバーの動きも、見かけよりもスムーズに回るし
日本車に多いパンタグラフ式より軽々上がりました。
◆◆ジャッキのセットで注意する点。
どんな車も共通していますが・・・
ジャッキを掛けるポイントを間違えないこと。
このベンツEタイプ下回りには
四ヶ所に四角い凹みがついています。
これにジャッキ先端の樹脂をずれない様に合わせて
ボディー下回りに、ジャッキがぶつからない様位置決めします。
対角線側のタイヤには、車止めも忘れずセットすること。
◆◆このジャッキは接地面が小さいので
地面が、砂利 や アスファルト の場合は
車重を支えきれずに、めり込む場合が有るとのこと。
それで今回は・・・
安全を見て、コンクリート上での作業を選びました。
また、ジャッキ接地面にスパイクが付いていますので
作業した地面に跡が残ってしまいます。
私はフローリング材の切れ端を敷いて作業してみました。
スリップもせず、結構いい感じに喰いつきます。
これだと、アスファルトの上でも作業出来そうです。
◆◆ベンツのナット径(mm)について
21mm か 19mm だろうと思っていましたが・・・
なんと、一番小さい17mmでした。
そのため、いつも使っている「クロス・トルク・レンチ」が使えず
今回は普通のクロスレンチで、作業性が悪かったですね。
◆◆今回お預かりしたスタッドレスタイヤも
ハブボルトの間隔が微妙に合わず、履けませんでした。
別のタイヤと間違えてお預かりした様です。
仕方無く、車載のスペアタイヤを履いてようやく完了。
施工が終わるまで、当店駐車場で待機です。
ホイールを戻す際は、要領が判ったので
当店のガレージで交換することが出来ました。
◆◆おまけ、最近の日本車は
スペアタイヤが積まれていない場合が増えて来ました。
JAFを呼べば事足りるので、必要無いと言えばそうですね。
でも、こんな時は、意外と困ったりするものです。
◆◆その点、ベンツは
しっかり機能する最小限の機材が積んであり
緊急時のリカバリーも・・・
単独でも融通が効く様に配慮されています。
これは安心して乗れるお車ですね。
今回も、いろいろと勉強させて頂きました。