◆我が家のPS3が壊れたのでプチ修理をしました。
◆我が家のPS3が壊れたのでプチ修理をしました。
◆◆機種は、PS3二代目の40GBを500GBに装換したもの。
開業前は、ホームシアターのDVDアップコンバート用に使っていて
SD画質のDVDを130インチスクリーンに投影するために
1080のHD画質に変換して楽しんでいたもの、これ結構綺麗でした。
開業後、このシステムをお客様の待機室に作ろうと考えで
一旦ネットワークシステムを解体した後、手が回らずに中断。
今は一時的に、孫の知育DVD「しまじろう君」専用機になってました。
◆◆さて主な症状は、急に電源が入らなくなり動かないとのこと。
初期確認すると、赤の待機LEDも点かない為、これは電源周りが怪しいと
最初に電源ケーブルを疑い、本体裏の差し込み部分を揺らして赤LEDテスト。
急な故障は常時触る所が怪しいのですが、うんともすんともいいません。
LEDの点滅もないので、YLOD(イエロー ライト オブ デス)の症状とも違います。
◆◆これはひょっとして「SONYタイマーかもしれないぞ」
そうです半田割れが出て突然死するパターンが結構有るらしいのです。
最悪は廃棄行きかなと諦めながらも、一通り調べて見ることにしました。
ついでに、電源部の半田付け箇所も総点検です。
◆◆電源部を分解し仮組みすると、一瞬待機LEDが点き消えました。
うーん、やっぱりこの辺が怪しいと100Vを測りながら点検すると
電源基盤の100V入力側コネクタ裏で、電圧が"50V"しか無いぞ
どこかで電圧をロストしている箇所が有りそうですね。
こうなれば初心に返り、まずは電源ケーブルの交換から試したところ・・・
メインSWオンで何事も無かった様に待機LEDが点灯してしまった。
◆◆「あれっ? どこが悪いんだ」と電源ケーブルを見返すと
コンセントプラグの付け根部分を思いっきり曲げると・・・
57V→100Vに復活しました。
最初に急な故障は「常時触る所が怪しい」・・・
と踏んでいたけど、まさかこんな所とは(泣)
プラグの付け根が断線した状態で固まっている様です。
今回は先入観で「SONYタイマー」を疑ってしまいましたが
素直に電源ケーブル交換から始めれば、5分で終わった修理でした。
◆◆基盤までばらしてあるので、ついでにSONYタイマー対策を続けます。
通電した状態で絶縁棒で各素子の頭をコンコンとたたいて特に問題無し。
次は、基盤裏の半田付け部分に割れや膨れが無いかルーペチェックでOK。
PS3の電源はかなり熱くなりますが、以外にも半田部分はとても綺麗でした。
これで電源部はしばらく問題ないでしょう。
最後にPS3を起動して初期画面が出るのを確認して終了です。
◆◆参考にケースを分解する時の覚書を残します。
ハードディスク取り出し面上に有るシールを剥がして特殊ネジを外します。
手持ちのビットが有ったので「 T-10H 」が丁度良いサイズでした。
横向きに戻して、上のカバーをネジ穴の方にスライドさせたら上に持ち上げ外します。
6本の長いネジと奥右隅に少し短いネジ合わせて7本を外します。
短いネジ付近のロックをドライバーで押しながら上に持ち上げるとケースが外れます。
正面側から見た内部構造。
裏側からみた内部構造。
◆◆次に電源ユニットをバラします。
(向かって左100V・右:5V )2個のコネクターを抜いてから、5本のネジを外します。
電源ユニットが写真の巨大コンセントの様な12Vプラグに刺さっていますので
このプラグを支点にしてズボンを上げるように少しずつ真上に抜き上げると
ようやく電源ユニットが外れます。
電源ユニットを裏返しにして、3本のネジをはずします。
電源ユニットカバー上蓋の裏側に6箇所の爪(赤丸部分)が有りますので
無理に開けずに、車の内貼り剥がし治具などを差し込み外すと楽に取れます。
◆◆一般の方は危険なので電源ユニットは分解しないでください。
もしやる場合には、自己責任の元で感電に十分注意してください。
ここをどうしても直したい場合は・・・
LEDが点くものをヤフオクでお安く仕入れてユニットごと交換がベストです。
◆◆将来、YLOD(イエロー ライト オブ デス)の症状が出たら
今度は、マザーボードの半田チェックをやって見ます。