◆レクサスHS250h ダッシュボード擦り傷
◆レクサスHS250h ダッシュボード擦り傷
◆◆山形市内のディーラー様からのご依頼です。
ダッシュボードの擦り傷を直す為、お客様からお預かりしたもので
雪の晴れ間、青空の下で施工させて頂きました。
スタッフのお話しでは、最悪交換も視野に入っているが・・・
リペアで直せるならば、お願いしたいとのことです。
何とか出来そうと判断して、施工日のご予約を頂きました。
◆◆2日間お預かりしたよ、とのことでしたので
時間を頂き、しっかりとキズを観察することにしました。
レクサスHS2500hのパネルはSAIと共通とのことなので
表面の構造を十分に調べておけば後々大いに役立つでしょう。
◆◆まずは、キズの観察から始めました。
中心に直線の擦り傷が有り、周囲が白っぽく見えます。
ヒアリングすると、お預かり後にキズを拭いてみたとのこと
そうすると・・・
直線キズと、周囲の白っぽさは別の原因と見ました。
◆◆拡大して、パネルのしぼ模様を調べると
革の模様に似たテクスチャーの中に
微細なディンプルがたくさん有りました。
それを例えると、スタッドレスタイヤの巣穴ですね。
周囲が白っぽいのは、その穴に白い粉が入っている為で
ささくれ立っている訳では有りませんでした。
◆◆ここまで判れば、後は除去する手段です。
単にエアーブローしても変化無し。
マイクロウエスで拭いても取れません。
もう一度、ルーペで確認してみると
マイクロウエスの繊維よりも小さい穴です。
さーて、行き詰まってしまいましたね。
こうなったら、超基本に戻って・・・
◆◆エアーブローしながら専用ブラシを軽くかけると
擦り傷の直線を除いてほとんど目立たなくなりました。
このパネルは結構デリケートな表面なので
うっかり強く擦ると、テカリが出てしまいます。
◆◆次は本命、直線の擦り傷をリペアします。
良ーく観察すると
テクスチャー表面が直線にササクレています。
ここ迄判れば、過剰な塗装は不要です。
特殊な方法で、ササクレを除去することで
素材のテクスチャーを生かしたまま復元しました。
◆◆それでは、ドライバー目線でビフォーアフターです。
Before 白い擦れ痕が見えます。
After リペア後。
◆◆少しキズに近づいてみます。
Before 白い擦れ痕が見えます。
After リペア後。
◆◆【参考】助手席側からも見えます。
Beforeのみです
日陰でも、日向でもキズが目立ちます。
◆◆ダッシュボードの正面から。
Before
After リペア後。
施工箇所を太陽光ランプで照らしていますが
ほとんど気にならないレベルに仕上がりました。
◆◆リペア完了後、スタッフの方にご確認頂き
「あの線が、ぜんぜん見えなくなった」とOKを頂きました。
これで、ダッシュボードの交換は不要ですね。
翌日、お客様にお届けして確認頂き
とても喜んで頂いたとご連絡を頂きました。
この度は、ご用命頂きまして本当にありがとうございました。
◆◆最新の料金は下記リンクをご覧ください。
お申込みは、最上段の "MobileOffice" よりご連絡下さい。