◆ワニ革ポーチのリペア
◆ワニ革ポーチのリペア
◆◆前回、庄内のお客様の職場にて、ステップワゴンを施工中に
「これもやって欲しい」と職場の方からご依頼頂いたポーチです。
お客様の口コミでご紹介頂きました。 ありがとうございます。
翌日、表面クリーニングを終えましたが
編みひもや繋ぎ目が多いので、しばらく乾燥です。
その間に、編みひもや破れを縫い合わせる為の
革縫製用糸等の色合いを決め、ネットで仕込みます。
そうこうしている間に、次第にご依頼が混み始め・・・
目的のパーツが揃わないまま一ヶ月余りもお預かりでした。
◆◆ようやく完成しましたのでご紹介致します。
0.25mm厚の編み革ひもがどうしても見つからず、この部分は
切れたひもを繋いで編み上げ、残った分だけで仕上げました。
◆◆それでは全体のビフォー・アフターです。
お預かり時点の色合いから見てみましょう。
元々濃淡色のワニ革を繋ぎ合わせた作りの様ですが
右側のポッケが色落ちした様に見えてしまうので
◆◆最終仕上げ後の写真から・・・
両方のポッケを黒系に揃え、統一しました。
ポッケは擦れに強い塗料で補強を兼ねさせて頂き
サイド部分は本革塗料で柔らかく仕上げました。
ポーチ本体は傷んで無いのでその艶にポッケを合わせました。
◆◆仕上げと並行し、ポッケの破れを縫い合わせます。
まず、ポッケ側面の綻びをリペアしておいて
ポーチ本体の革が割れて厚紙が見えている部分を
縫い合わせる為に、ポッケの裏側に糸目を入れていき
最後に目立たない様に少しずつ裏側で締め上げて
全体のゆがみが出ない様に調整して破れはOK。
擦れて白く毛羽立った側面を本革塗装で仕上げたら
はい、ワニ革ポーチの復活です。
◆◆宅配着払いにて、オーナー様にお送りしてご確認頂き
「大切に使います」とOKを頂きました。
◆お手入れ方法ですが◆
水または中性洗剤を薄めた水で、きつめに絞った
マイクロウエス等で優しく拭くのをお薦めします。
◆使い込んでの擦り傷の付き方イメージ◆
★ポッケ表面は、適度な硬さと柔軟性を持たせて有りますが
元の本革塗膜と同様に、爪や硬いもので引っかいたりすると
擦れた痕や毛羽立ちは残ります。
★側面は自然な軟らかさなので
元の風合いと同じ程度に擦り傷が出来ます。
この度は、ご用命頂きまして本当にありがとうございました。
◆◆ここからは当店のPRタイムです◆◆
トータルリペア・ECO工房
今回の施工価格(税抜)は
ご予算 20,000円~です。
詳しくは写真を添付の上、お問い合わせください。
状況により、出来るだけサービスさせて頂きました。
お問い合わせのページまたは
トップのアドレスからお気軽にどうぞ。