◆ソファー「縫い目ほころび」の補修です。
◆ソファー「縫い目ほころび」の補修です。
◆◆中山町のS様からのご依頼です。
アウトレットのソファーを手に入れたけど
ほころびが有るので見て欲しいとのこと。
お伺いしてみると、これはまるで新品ソファーですね。
◆◆最初にオーナー様から頂いた写真です。
Before
革を突き合わせた部分がほつれています。
これだと、座る度にほつれが拡がってしまいそうです。
◆◆このほつれ方が厄介なことは見て判りますね。
ネットでググると
三箇所同時に縫製出来る高性能ミシンで一気に縫い合わせて有るらしい。
特に真ん中のほつれた部分を元の様に縫い直すのは難しく
完全復元なら、座面の縫い目を解いて革を分解再縫製になります。
でも再縫製をミシンで縫うと・・・
元の穴に糸を通すのは無理で、革が穴だらけになってしまい
革自体の強度が落ちてしまうとのことでした。
◆◆それでは実際、このほころびどうしようか?
じつは写真を頂いた後、施工をイメージしながら
このほつれに合う、専用の縫い針を作っておきました。
元の縫い穴を生かして何とかしようとの作戦です。
これが決めてとなり、何とかほつれを止めることには成功しました。
◆◆最初は両側の縫製ラインの穴を使ってチャレンジ。
ほつれ部分の下を通して糸で締める作戦でしたが・・・
ほつれた部分の口が開き加減なので結果見てくれNG。
◆◆オーナー様とあれこれ思案して
手術の様な縫い方で傷口を縛る感じに仕上げました。
あくまでも「ほつれ」が広がらない様にする対策ですので
縫製の専門家から見た場合は・・・
もっと良いやり方が有るのかもしれません。
◆◆「こうするといいよー」と言うアイディアお持ちの方は
コメント欄にて、一言頂けると幸いです。
ソファーが良いものですので
アドバイス頂けたなら、またチャレンジしてみたいものです。
今回は、後日縫い直しも効くように
リペア剤で固めずに、糸だけで仕上げて有ります。
◆◆今回チャレンジした結果です。
After
残っていた糸を絞って、そこまでのゆるみを絞め直します。
その下側は、手術の様な縛り方で適度に締めて
口が開かない様にしました。
通常目線では、気にならなくなりましたね。
◆◆施工中、オーナー様にもお手伝い頂きながら
何とか、ほつれの進行を止めることが出来ました。
このほつれ方は初めて補修したので勉強にもなりました。
この度は、当店をご利用頂きまして本当にありがとうございました。
◆◆詳しい料金は下記リンクをご覧ください。
今回は、通常リペアと違いますので、時間コース料金で設定させて頂きました。
お申込みは、最上段の "MobileOffice" よりご連絡下さい。
◆◆最後まで、ご覧頂き有りがとうございました。
コメント
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車の座席の糸のほつれ
車の座席の糸のほつれの修理も行っているのでしょうか
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Re: 車の座席の糸のほつれ
>>1
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