◆赤いソファーの擦りキズ
◆赤いソファーの擦りキズ
◆◆山形市の法人様からご依頼です 。
お客様のソファーに擦り傷が出来たので見てほしいとのお電話。
お見積りにお伺いすると、どこにも見当たらず・・・
家具屋さんに修理に出してしまったとのことで
ご挨拶だけして引き揚げ、終了です。
しばらく忘れていましたが・・・
三週間ほどして、またお電話が有り
補修が難しいので中断しているとのこと。
お急ぎとのことで、急遽保管先にお見積りにお伺いしました。
家具屋さんでの写真です。
室内蛍光灯なので茶色っぽく見えますが・・・
フラッシュを焚いてみると、かなり明るい赤の様です。
◆◆お急ぎなので、法人様の倉庫に移して頂き
急ぎ施工に伺うと、あれ?また見当たらないぞ・・・
対応頂いた事務所の方に、また探してもらうと
倉庫の奥の方に有る二台のコンテナの間に・・・
ぴったりと収まっていました。
◆◆事務所の方も・・・
「補修するのにこんな奥に置くことないのに」と・・・
また、広い所に移動するにも、周囲があまりにも狭く・・・
移動するのは二次的なキズを招くので、現状のまま養生して
通路側にうずくまって補修させて頂きました。
倉庫内の水銀灯は色合いが変わるため消灯して
太陽光ランプを使い色合いを確認しながらの施工となります。
◆◆赤い色は
同じ色をのせても周囲が暗くなってしまうので難しいです。
特に擦り傷などの毛羽立ち部分は、こげ茶色になってしまいます。
前日作ってきたサンプルで、下色と重ね塗りの回数をイメージして
施工範囲を決め擦れを処理しながら、下地に補色を入れて
薄い赤色を何度も重ねて色合いを合せていきます。
ステッチに塗膜を付けない様に注意が必要なので
マスキングしてキズ周囲も最小限にぼかしながら色を入れます。
ステッチの両側別々に塗装するので手間が何倍にもなります。
◆◆ピッタリの色合いを狙い、いじり過ぎると
仕上げが終わった段階になって
濃すぎて暗く成り、シミっぽく見える場合が有るので
今回は、幾分明るめのところで仕上げてあります。
◆◆それでは、ビフォーアフターです。
Before 家具屋さんの蛍光灯にて。
ソファーに向かい右側面コーナーが擦れてます。
After 倉庫の水銀灯にて。
◆◆もう少しアップで・・・
Before 補修時の太陽光ランプ。
ステッチを挟んでの擦れなので施工が厄介です。
After 倉庫の水銀灯にて。
ステッチもそのまま残せて、なんとか目立たなく復元出来ました。
ランプの違いでも全体と補修部分の色合い変化がほとんど同じ感じでした。
◆◆施工完了したので、責任者の方に見て頂き
「ぜんぜん判らなくなったね。ありがとう。」とOK頂きました。
今回使わせて頂いた水性塗料は、人に優しい柔軟性の有るもので
本革素材が柔らか目だったので、同等の感じに仕上げて有ります。
「強く擦ったりすると同じ様にキズは入りますので
運搬での取扱いご注意ください」とご説明させて頂きリペア終了です。
この度は、当店をご利用頂きまして本当にありがとうございました。
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